さて、バイデンが大統領に就任した初日の前場が終了。
日経平均は204.2円高の28727.5円で前場引け。
金利は今週までの流れとは逆行して、全て年限で金利低下。ブルフラットと思いきや、意外と短期も沈んでやがるw
今日は市場ネタとしては、2つある雰囲気。
一つは、バイデン就任のご祝儀相場。もう一つは日銀の政策決定会合(債券村の人達は後者しか見てないだろうが)
①米国大統領就任
バイデン大統領、就任おめでとう。
就任演説で何かボケてくれるかなと思ったけど、内容も普通、ボケもなし、至って平凡な就任演説に私はガッカリダヨ!(ちなみに、就任演説で出てきた最頻出ワード、1〜3位は“America”, "Nation", "Democracy"のよう。Chinaも出てこなかったような)
まあそんな感じだけど、株式市場はグローバルで上昇。私が見てる限り、昨日下落したのはブラジルボベスパとメキシコボルサくらい。中南米なんかあったかいな。
バイデンでマーケットがどうなるかは知らないが(別の機会に書くかも)、財務長官候補のイエレン氏はドル高目指すみたいだし、コロナや米金利低下で足元大幅にドル建て債務増やしてた新興国はこっからキツくなるかもね。あと1年くらいは買えそうだけど、米国経済が予想より良くて利上げが前倒しなんてことになろうものなら、早めにポジション落としたい。
あとは、トランプの弾劾裁判も続くはず。もう大統領じゃないとはいえ、弾劾が可決されれば、政界に戻ることは不可能。共和党の造反がどこまで増えるかが焦点だろうが、マコネルもこんな事言っているし、個人的にはあわよくば可決されるんじゃないかと思ってる。マーケットインパクトは皆無だろうけどね
と考えると、4年後共和党候補として出てくるのは、トランプではなく、副大統領だったマイク・ペンスだろう。彼は共和党内部からの支持はそれなりにある。年齢も意外と若い61歳。思えば、4年前にトランプが当選した時、さっさとトランプを弾劾して、ペンスが大統領になればアメリカは平和だ!、と言っていた人もいた。
バイデンは年齢的に再選は無理だろうから、無難にこなせればカマラハリスが民主党の大統領候補の筆頭になるんだろうが、それはこれから2年間の政策にかかってると見ている(4年ではない。中間選挙を迎える2年後までに成果を出さないと、上院を共和党に取られて何もできなくなる)
何にせよとりあえず、株高期待。債券にボラをくれ。よろしく頼んだ、Joe Biden!
②日銀政策決定会合
債券村にとっては、これが大事。正確には決定の中身ではなく、クロトンの記者会見。
なぜなら足元の債券市場はこのネタで持ちきりだから。
要は、ETFの見直しだけでなく、債券購入にも踏み込みますよーって感じ。債券村はこのニュースでオペの減額が相当意識されて、超長期主導(特に年末まで強かった20年近辺)で金利上昇やってる。でも、オペの減額や金利上昇容認が金融緩和後退と取られかねないのも事実。この記事も、日銀当局が時事にだけリークしてあえて書かせて、市場の反応を見ただけかもしれない。
だから、今日の総裁会見でこの辺りに関する質問or総裁発言が出てくることに債券村人たちは期待しているわけで。
個人的には、何もないと思うけどな。
少なくとももう少し金利上昇したら、米国の財政とかガースーさんの支持率低下で財政バラマキの話が出てくるまでは、ロング回転できると思ってる。
総裁会見は15時半から、乞うご期待!
後場に戻りますか、ではまた。
p.s.
Bloombergによれば、雨宮副総裁が近親者がPCR検査を受けたため、政策決定会合を欠席したらしい。。
このご時世、リモートで参加できないなんて、日銀はどれだけ遅れているのか。
セキュリティの問題があるのはわかるけどねえ、それでもって感じよ、日銀さん