現役ファンドマネージャーの徒然帳

現役債券ファンドマネージャーの気まぐれブログ

自民党総裁選、意外と無視はできないゾッ!

こんばんは

自民党の総裁選が告示され、目の前に迫ってますね。
滑り込みで野田さんが出馬を表明し、ますます混迷を極めてきた総裁選=首相選挙。自民党はやりたい放題だけど、それ以上に立憲民主党はじめ、野党が雑魚すぎるので、まあ上の総裁選=首相選挙、というのはほぼ100%間違いない。

僕は新自由主義者で保守派だけど、今の自民党が保守かと言われたらビミョーだし、量的緩和万歳∩^ω^∩のリフレ派でもない、ということは先に断っておく。

さて、総裁選に向け各候補(岸田、高市、河野、野田)がそれぞれの政策を出しているが、まあ面白いかと言われたら、目覚ましいものはない。
あえて言うなら、河野になったらおじいちゃん(アベとかアソーとか)の顔を見る日が少なくなりそうなくらいか。。どうでもいい。。てか、45歳定年制(サン○リー大爆笑)云々よりジジイ定年制をまず導入しろ。あんなん画面に映されたら、4kテレビの画面が腐るわ。

話が逸れた。まあおそらく誰になっても、それなりの規模の経済政策(財政政策)が出てくるだろうし、構造改革も取り組むんだろうし、金融政策も当面は変えようがない。


じゃ、タイトルにあるバカにできないってのはなぜか?
それは、次の日銀総裁を決定する時の首相になる可能性が高いのである。黒田総裁の任期は、2023年4月まで。となると、おそらく来年の後半には日銀総裁人事の話題が出てくる。もっと言うと、雨宮副総裁と若田部副総裁の任期も2023年3月までなので、彼らの人事も同じタイミングで出てくるはずだ。


ん、それの何が問題かって?

第一に、日本含め、先進国の中銀は独立性が何らかの形で担保されている(新興国中銀は微妙なところも多い)。ただ、そうは言っても中銀のトップや、政策委員会の委員は国会の承認を必要とするため、その時の政権の志向やスタンスが反映されてしまうのが実状だ。日本にしても米国にしても、総裁候補やFRB議長候補が議会で否決されることは珍しくない。
つまり、その時の政権の金融政策に対するスタンスは日銀総裁の候補者選びに大きく影響する。

別の問題もある。これまで10年間続いてきた黒田体制後の総裁である。黒田バズーカの敗戦処理をしなければならない。
こりゃ大変だわ。。
日銀がステルステーパリングを始めて久しいが、実際にガイダンス変更によってテーパリングを始めるのはややハードルが高そうだ。ガイダンスは、期待に働きかける役割も持っているので、ガイダンス変更は、日銀に対する政策期待の剥落が出てくるだろう。コミュニケーションが大事と言ったところか。
そもそも国債購入を0にすることができるのか。。確かに超長期債への買い入れ額を減らし、コミットメントを低下させているが、10年までのゾーンは、依然として、政策効果が強く出ている。これを外した時に、どういうイールドカーブの形状、金利水準、国債需給になるのか。考えることは多い。

さらにその先の、日銀のバランスシートのことも考えなければならない。
積りに積もった国債は満期保有することで自然に減らすことができないことはない。ところが、満期のないETFやREITなど、ほぼ前例がない資産への対応を考えなければならない(実は過去に日銀が個別株を購入した事例はある、金融政策としてではないが)。仮に、そういった金融引き締め方向に政策を傾けることが難しいとしても、2%のインフレ目標達成に向けた新たな政策、もしくは2%目標に変わる新たな目標の設定など、相当ハードルの高いことを求められるだろう。
私含め、多くの市場参加者は、日本が現在の経済構造では2%にインフレが到達するとは思っていない(はずだ)。となると、日銀だけの政策では、既存の目標は達成できず、政府との連携(構造改革)が重要になってくる。

つまり、直ぐではないが、来年度以降の金融市場のモメンタムを変えうると言うことだ。
まあ正直なところ、日銀の企画局は何らかのオプションを用意してそうだけどね。頭いいし、内部の人たちは。きっとYCCみたいなファッ‼︎というような秘策があるに違いない。

私が知っている情報から判断する限り、まず、岸田・河野か高市かで日銀総裁の傾向が変わってくると考えている。(野田は直前すぎてキャッチアップできてない。。)
高市が首相となれば、黒田総裁と思想が近い人が選ばれる可能性が高いだろう。高市が、リフレ派的な思考の持ち主であるからだ。
リフレ派のエコノミストたちの中での高市支持が高いことも、高市になれば、現在の金融政策スタンスが引き継がれると考えている裏返しと思っている。
そのことから考えると、黒田総裁はもうやる気がないので3期目はないだろうが、おそらく雨宮副総裁が横滑りで相殺になるのではないだろうか。

岸田・河野が首相になった場合、これは難しい。彼らは現在の金融政策に対して、多少なりとも副作用を気にしている側面がある。
正直、河野とか金融政策に興味がなさそうなのだが、高市が首相になった場合と比較して、リフレ派の人が総裁になる可能性はグッと低下すると考えている。
となると、仮にそういった量的緩和やマイナス金利に否定的な思考を持っている人が総裁や副総裁になった場合、さあどうなるか。
現在の日銀審議委員の構成を見る限り、リフレ派が多数派であるので、リフレ派以外の人が総裁になった場合、政策委員会の意見統一が今まで以上に取りにくくなるだろうし、どっちに転ぶかも読みにくくなる。総裁のスタンスと違う方向にはならないだろうが、多少なりとも政策の不確実性が高まるのだ。マーケットは不確実性を嫌う上に、リフレ政策からの脱却となれば、2023年以降、金融市場への影響は少なからず出てくるだろう。


最後に、短期的な金融市場への影響をざっくり整理する。

株価への影響を考えるのは非常に難しいが、最初のうちはご祝儀相場で今の上昇局面がもう少し保つ可能性があるだろうが、そのあとは税制と経済政策次第といったところか。岸田が一番株価にとってはポジティブと考えている。高市は金融資産への課税とかを言っているようだし、ちと怪しい。
日経平均も高値圏にあり、利食いもそれなりにあるだろう。少なくとも証券会社が主張している32000〜33000円に到達することは無いと思っている。債券畑の人間は株価に悲観的な傾向にあるから、ご承知おきをw

金利への影響はどうか。これは財政拡張による国債増発懸念と、日銀の政策スタンス、景気の先行きなどを考える必要がある。
国債増発懸念という意味では、規模にもよるが、岸田、高市は国債増発となる可能性があり、金利上昇材料である。
日銀の政策スタンスは、目先は変わらない。上で散々煽っているが、少なくともあと1年半は黒田総裁である。やる気の無いじーさんの元で、現行の金融政策の維持がなされるだろう。細かいことを入れば、輪番の減額は今後もあるだろうが、YCCなどがなくなるわけでもなく、大きなトレンド変化にはならないだろう。

となると、短期的には岸田・高市なら金利上昇、河野なら横ばいレンジ相場といったところか。正確にいうと、超長期ゾーンは金利上昇圧力がかかりやすく、イールドカーブのスティープ化懸念が強まるといったところだ。
あくまで個人的な意見だけど、マーケット全体がいまスティープ化のポジションに傾いているかと言われたら、そうではない。


僕は願望込みで、河野あたりが総裁になる可能性が高いと思っている。が、本当にわからない。候補者ですぎ。
なので、僕の総裁選に対する債券のポジショニングはニュートラルでござんす。

今日はこんなところで。みなさん良い連休を。

P.S.
以前の記事でも言ったが、個人的にはアカデミックな人に総裁、副総裁になってほしいと願っている。博士号持っている人がいない政策委員会なんてちょっとお話にならない。今の審議委員の中に、自力で経済モデル構築してマクロ予測できる人がいるのだろうか。。(9人中多くて4人、少ないと2人だろうな)
ちなみに、修士号と博士号のレベルやそれらの扱いがどれだけ違うかは、アメリカの大人気コメディ『the Big Bang Theory』を見て貰えばわかる。

ご無沙汰。。。しております!!!

こんばんは

 

今年の1月にこのブログを開設してから、3日5投稿の三日坊主で、最終更新からはや半年が経ったようです、ええ。

 

僕面倒くさがり屋なんです。はい。

ただひっさしぶりにアクセスしたら、何故か毎日10前後のpvがついてて、なんも更新しとらんのに1500pv以上いってました。。

こんなくだらんブログに辿り着いた方には時間を取らせて申し訳ないと謝りたい気分です。

まあ、はてなブログに課金してるんでね、契約切れるまでは、気が向いたらたまに開いて更新しようと思います。

 

ちなみにこの半年何やってたか。。。今日は雑多なブログを書きます。

 

①仕事

ファンマネって忙しいんですよ。まあ、この世にある仕事のほとんどは想像より忙しいとは思うんですが、例に漏れません。

一昔前の就活生が信じていた『アセマネはまったり高給ぅ〜!』。ありゃ大嘘ですわ。いや、大和ア○ットのファンマネは恵まれてそうですがね、でもここ給料低いことで有名だから。

セルサイドみたいに始発でシュッキーーーンッ、みたいなことはないけど、36協定なんてどこ吹く風ですよ。

担当ファンドが増え、先物やらオプションやらスワップやら投資するプロダクトも増え、提案する見通しとポジションはことごとく先輩に否定され、赤残とパフォーマンスに怯える毎日です。まじで、寿命縮みます。ハゲます。

ファンマネの仕事については別の機会に書きます。

 

②ゲームと筋トレ

PS5を低入れたので、そら、ゲームも捗ります。在宅勤務で22時に仕事終えたら、そのままWBS観ながら筋トレ、23時からCoDでトリプルコンボ決まりですわ!

ちなみにPS5は、偶然ヨドバシに売っていたのを電話で聞きつけ、会社の昼休みに買いに行きました。デカすぎて、会社に持って帰るのが恥ずかしかったです。

ここ半年で体重は10kg増え、体脂肪率は4%減り、筋肉率は2%増えました。肉体改造にほぼ成功したと思います。

 

③可愛い彼女ができました

僕にはもったいないくらいの可愛い彼女ができて、出会って1ヶ月で同棲を始めました。

出会いは流行りのオンラインですが、初めて会った時から僕が一目惚れ、向こうも気に入ってくれたらしく、なんとそのまま付き合うことに。しばらく会えない日々が続きましたが、1ヶ月で我が家で一緒に生活することになりました。

毎日一緒に寝ても飽きないくらい可愛い、仕事が手につかなくなるわけです。

 

惚気話うるさいだって??

なに、猫の話ですよ、嫌だなぁもう(〃ω〃)

 

ブリーダーサイトで生後1ヶ月の仔猫を見つけ、見学で一目惚れ、法律上生後56日以降の引き渡しが義務付けられてるので、1ヶ月してから我が家にきて毎日一緒に寝てるって話です。

 

期待させてごめんなさい。

わたくしブサ面なので、女と寝れるのはフー○クだけです。嗚呼、哀しき我が人生。

 

 

ざっと書いたけど、面白いことないですね。要はへーボンな毎日を過ごしておりました。

次からは、真面目なブログ書きます。

 

さて、そろそろ筋トレの時間なので。

また。

 

 

圧倒的主観に基づいた主要アセットマネジメントのイメージ

 

前回の続きで、今回は主要な日系アセマネの印象を書くことにする。本当はイエレンとか日銀とかバブバブバブルとか色々ネタはあるんだが、仕事で嫌になる程考えさせられているから、また別の機会に。。

最初に述べておく。これは私の雀の涙レベルの人脈を頼りに、完全な主観に基づいて執筆したものであり、内容の確実性に対する担保は限りなく低いと思っていただきたい。ただ、私もここで挙げたどこかのアセマネで働く身として、同業他社を批判するというよりは、アセマネ全体を自虐するものとして読んでいただけると幸いである。

 

 

野村アセット

自他とも認める国内アセマネの雄。海外拠点を持つ日系アセマネは多々あるが、まともに機能しているのは野村と日興くらいと言ったところか。ただ、野村 HDの給与引き下げの煽りを野村AMも受けており、給料はやや低下傾向、さらには業界内最高峰の住宅手当も縮小。加えて、もともと自社ビルを構えていた日本橋エリアの再開発に伴い、本社が豊洲に移転したことも、就職という観点からは人気をやや下げる要因になる。

とはいえ、日系で業界最高峰の待遇であることには変わりなく、転職マーケットで案件が出てくると応募殺到らしい。

今は知らないが、以前は新卒採用における、3次面接(部長クラス+人事部長)で泣きを見る人が多かった(4次だったかもw)。

 

大和アセット

旧大和投信投資委託が昨年に名称変更。これは、大和住銀が三井住友アセットに吸収されたことも影響か。投資顧問業協会にも所属しているが、旧社名の通りメインプロダクトは投資信託の運用。

中途採用はほぼ行なっておらず、新卒プロパーか大和証券出向組が大多数を占める。業界内でもここの給料の低さは噂になっており、そこそこの住宅補助が出ることと、親会社同様、出産手当など子育て関係の福利厚生が手厚いことが取り柄。

私が認識している限り、日系アセマネでコース別採用を最も早く始めた会社。

 

岡三アセット

正直言わせていただく。良くも悪くも評判を聞かない会社。書くことがなく、困っている。

運用残高は多くなく、他の大手アセマネと比較すると知名度で劣るが、新卒採用はやっているし、某大学の研究室は推薦枠を持っている。

 

三菱UFJ国際投信

三菱信託の子会社。近年のアセマネ大合併の発端となった会社である。三菱UFJ投信と国際投信が合併。他の会社と比較して、三菱プロパーの結束が強い印象がある。 今となっては唯一と言っていい、アセマネで業務職(一般職)を採用している会社。なんだかんだ、アセマネも男世界なので、女性比率を増やすことが目的なのか、はたまたそれでうまく回っているのかはわからない。

ちなみに、同じ三菱系のアセマネとしてMU投資顧問があるが、こちらは一時期HPを探すのが困難なほど、ひっそりしている会社であり、新卒もやっているか怪しいが、公的年金などそれなりの規模の受託残高はある。

 

三井住友DSアセット

三井住友系。「DS(大和住銀)」が示すように、少しだけ大和証券の資本も入っている。銀行系の合併の最後となった会社(たしか)。

SMAM2015年にかけて、中途採用を積極的に行なっていた印象がある。しかし、合併で本社が神谷町の森タワーから愛宕ヒルズに移転し、コストが相当かさんだようで、給料が12割削られたらしい。コロナ禍もあるだろうが、お粗末な話である。ちなみに、旧大和住銀は3000万円級のファンマネが一定数いたようである。

給与低下はあっても、海外大学院派遣がある数少ない日系アセマネではあるため、新卒でさっさと海外行って転職するのが、一番良いキャリアパスか。

 

アセットマネジメントOne

みずほと第一生命の子会社。三菱の翌年に、DIAM、みずほ投信、新光投信、みずほ信託銀行の運用部門が合併してできた。いかんせん、4つの会社を一度にまとめたため、合併は成功とは程遠く、待遇の低下にブチギレた旧DIAMの社員の大量流出があったらしい。加えて、新卒プロパーが継続的に辞めていくことから、転職リクルーターからアセマネ界の人材育成会社と呼ばれていたのは印象的。

この名前が新聞でお披露目されたときは、誰もが目を疑ったに違いない。

 

三井住友トラストアセット

三井住友トラスト系。一応この会社も旧SMTAMに住信の運用部門が統合したため、合併したと見なすべきか。仮にそうだとすると、銀行系の統合の中で唯一マトモな統合だろう。今後、アセマネどうしで合併があるとすれば、日興アセットとここの合併だが、日興アセットの個性が強すぎてきっと無理だろう。強引にしようものならそれはもう大変なことになる気しかしない。

ここ45年くらい新卒採用を行なっているようで、少し前までは、中途でも未経験総合職を募集するなどしていた感じである。

 

日興アセット

こちらも三井住友トラスト系。ただし、日興の名が示すように旧シティ系の流れもあるため、上司が外国人だったりと、半分外資に足を突っ込んでいる。野村アセットと並んで、海外部門がマトモに機能している数少ない日系アセマネ。逆にこの2つ以外の会社は、半分お飾りだと思って構わないだろう。

ここ10年近く新卒採用を行なっておらず、そのため、この会社で働くには、中途採用を目指すしかなかったが、HPを見たところ、2022年度から新卒採用を始める雰囲気を醸し出してるではないか・・!

給料は野村アセットに次ぐ高水準であり、非常に魅力的な日系アセマネ。

 

ニッセイアセット

日本生命の運用部門。新卒の給料は本体と比較しても、業界平均で見ても低い部類に入るため、同じアセマネで内定が出れば蹴られる会社。中途採用で入るのは悪くないらしい。。大手だが、知り合いがいないため、情報なし。。

 

東京海上アセット

東京海上の資産運用部門。この会社も、ここ23年新卒採用を始め、若手の中途採用も積極的に行なっていた。

この会社の大きな強みとして、不動産投資などオルタナティブ投資が挙げられる。普通アセマネは投資信託協会と投資顧問業協会に加盟するのが常であるが、東京海上アセットは不動産証券化協会などにも加盟しており、他の会社とレベルが全く違う。

給料もよく、転職で案件が出てきたら、積極的に狙っていきたい会社。

ちなみに、東京海上アセットとアセマネOneは同じ鉄鋼ビルに本社が入っている。この2社間では転職しにくそうである。

 

レオス・キャピタルワークス

藤野氏率いる、ご存知ひふみの運用会社。独立系でおそらく最も有名な会社だが、最近SBIの資本が流入した。そういや、上場を目指していて直前に取りやめになったが、あの話は今どうなったのか。

ひふみの規模でここまでのパフォーマンスを出せるのはやっぱりすごいし、購入を一考する価値は十分あるが、債券市場が死んでいる時期に債権運用を始めるとは、謎でしかない。バランスファンドの運用を始めるということだが、バランスファンドは東京海上の円奏会のように話題をさらったものもあったが、コロナ禍で一気にやられたように、株の運用ほど簡単ではない(債券と株の運用、さらにバランス型の資産運用は全く別物である)。

失敗して、これまでのブランディングが無駄にならないよう頑張ってほしい。

 

他にも日系でも色々あるし、外資もそれ以上にあるのだが、疲れたのでこの辺でおしまい。ちなみに、外資は規模を問わず、日系大手アセマネよりも給料がよく、日系アセマネにいる人の多くは外資アセマネへの転職を虎視眈々と狙っている。

 

(参考)各社の平均年収

下記に、アセマネが公表している財務諸表から平均年収を算出したので参考に記しておく。

 

(単位:万円)

野村AM…1505

大和AM…833

三菱UFJ国際…943

三井住友DS…1256

AMOne…1334

SMTAM…967

日興AM…1761

ニッセイAM…925

東京海上AM…1011

 

こんなの計算したのは就活の時以来だが、やはり野村と日興がずば抜けている。やや印象と異なる点としては、東京海上が低いことと、三井住友DSAMOneが思ったより高かったことだろうか。

 

参考までに外資は

BlackRock…1858

JPMAM…1977

 

すごい。明日にでも転職したい。

ではまた

アセットマネジメント(資産運用会社)とは何ぞや

こんにちは

 

昨今は、NISAなど政府主導での投資促進活動が活発化しており、良くも悪くも世間から注目を浴びることになった投資信託やETF。今回は、私が働く投資信託の運用や組成を行うアセットマネジメント(資産運用会社)について、紹介したい。 

 

 

 

アセットマネジメントとは

アセットマネジメント(資産運用会社)とは、名前の通り、アセット(資産)をマネジメント(管理)する会社である。お客さんである、個人投資家や、年金法人・金融法人などの機関投資家のお金を受託し、それらをファンドマネージャーが株や債券、オルタナティブアセット(不動産、コモディティなど)に投資することを生業とする。また、アセットマネジメント自身も年金基金(GPIF)などと同じ「機関投資家」に分類される。

 

基本的に、個人投資家は投資信託(正確には公募投資信託)、機関投資家は投資顧問や私募投資信託という形で投資の契約を行なっている。ちなみに、投資顧問と投資信託は、それぞれ別の業界法人(日本投資顧問業協会と投資信託協会)があり、投資顧問と投資信託の両方やりたいアセットマネジメントは両方の協会への加入が必要となる。

 

広義では、不動産などの資産管理を行うプロパティマネジメントもアセットマネジメントに分類されるのだが、私が言うアセットマネジメントとは、株や債券等を投資対象とする会社のことを指すことにする。

そして、アセットマネジメントは長いので、以下(今後全ての記事において)アセマネとする。

 

何で利益を稼いでいるのか

さて、そんなアセマネだが、何で収益を上げているのだろうか?

答えは簡単、顧客から預かっている資金から運用手数料として、一定割合いただいている。

 

ざっくり言うと、運用手数料は、パッシブ運用の方がアクティブ運用よりも安く、国内を投資対象とする資産の方が海外のそれよりも安くなる。

また、同じスキームであれば、投資顧問契約の方が公募投資信託よりも安くなる傾向にある。

 

投資顧問においては、顧客の要求するリターン(要求収益率)を上回ると、成功報酬という形で、追加の手数料をいただける場合もあり、ファンドマネージャーは、なんとかして目標を達成しようと必死である。ちなみに、3〜5年くらい要求収益率を達成できないと、契約解除となる可能性もあり、社内評価も落ちるので、それもあって必死である。

 

ちなみに、何かと話題になるGPIFだが、基本手数料をアクティブ運用の手数料をパッシブ運用と同水準まで下げてしまった一方で、資料作成などGPIF対応はかなり面倒くさいので、コスパ的な観点からは受託するインセンティブが全くない。あえていうなら、GPIFから受託してますよー、という外部の宣伝に使えるため、受託を目指すアセマネは多いが、一部の大手アセマネはそんなことしなくても、知名度と評判、過去の運用実績で十分広告になるため、GPIFからの受託を目指さなく会社もあるようだ。

 

どんな業務があるのか

運用会社に就職する人の大部分は運用フロント(ファンドマネージャーやアナリストなど)での業務に憧れている。ただ、運用会社とはいえ、一つの会社であるため、運用フロントだけでなく、営業、経営企画やミドルバックなど、業務は多岐に渡る。

そこで、ここでは、アセマネの業務について簡単に説明する。

 

①運用フロント

いわゆるファンドマネージャー(会社によってはポートフォリオマネージャーとも)、アナリストが該当する。簡単にいえば、顧客の資金を資産に投資する実働部隊。

運用会社における花形部門である。

 

②運用ミドルバック

パフォーマンスやリスク計測、運用補助など、運用フロントを支える部門。ちなみに運用会社のトレーダーはここに分類される会社もある。

地味だが、リスク計測などは専門性と数理的思考が求められ、理系が新卒で配属される場合が多い。

 

③営業フロント

いわゆるリレーションシップマネージャー(RM)。投資信託であれば、銀行や証券の販売会社、投資顧問であれば、年金法人や金融法人などと直接やりとりする人。

年金法人から資金を獲得するときや新しく投資信託を売ってもらう時など、運用実績はもちろん大事だが、RMの、顧客との関係性や営業力なども同じくらい(下手したらそれ以上)重要であり、ファンドマネージャーも頭が上がらない。

 

④営業ミドルバッグ

販売用資料作成やカスタマーサービスなど。最近は動画配信や、ホームページのコンテンツ拡張に取り組んでいるアセマネが多く、仕事は増加傾向にある模様。

 

⑤その他

経営企画、人事、経理財務、法務等。運用会社も一つの株式会社であるため、こうした業務ももちろん存在する。新卒の配属リスクも高くはないが、多少あるため、就職を考えている人たちはその点を理解しておく必要がある。

  

どんな人が働いているのか

アセマネで働く人を採用別で見ると、①新卒採用組、②中途採用組、③親会社出向組、の大きく3パターンがある。

 

①新卒採用組

会社によってまちまちだが、一定数いる。しかし、就職前と後の仕事に対するギャップ、運用配属への思ったより高い壁など様々な理由から、入社して早々に転職していく人たちも少なくない。正直、新卒におけるアセマネ就職は、金融コース別採用に次ぐ狭き門であるため、非常にかわいそうである。

また、出世しても部長クラス止まりであり、役員はほぼ無理であるため、一定年数会社に残っている人たちも、如何にファンドマネージャーとしていいパフォーマンスを出し、良い待遇で転職していくことを考えている。

 

②中途採用組

他の会社で箔をつけて高待遇で同業他社から転職してくる人、証券会社などセルサイドから運良く転職できた人、などなど様々な経歴を持っている人が集まるグループ。共通する部分としては、大半は金融経験者である。ヘッドハンティングに近い形で採用される人は、高額で雇われる人がほとんどだが、社内の人事制度改正などとともに下げられる場合も散見される。

アセマネ業界自体、人材の流動性が非常に高いため、会社によっては、中途採用がボリューム層であることもある。こうした業界事情から、会社にもよるだろうが、中途採用の人たちが会社内で浮くと言うことはほとんど聞いたことがない。

 

③親会社出向組

HDやFGの子会社のアセマネである場合、漏れなくこのグループの人たちが会社のマネジメント層である。たまーに、ほとんどアセマネや運用に関する知識がないのに、運用部門の部長などになる場合があるのだが、これは非常に迷惑である。待遇も親会社のものを引き継いでいるため、同じ仕事をしていても、待遇に大きな差が出ることも多々あり、不満が溜まる部分である一方、特に営業などは金融からの中途採用と親会社出向で固められている場合もあるため、彼らの存在は無下にはできない。

ちなみに、最近の業界傾向として、アセマネの独立性を気にする会社も多く、出向組は総じて減少傾向にあると言って良い。

 

もう一つ、働く人のバックグラウンド(専門性)をみると、多くは経済か商学、法学の学部か院卒。

次に多いのは、理系の院卒(数学や統計、金融工学など)。こういう人たちは計量分析に基づく運用(クオンツ運用)に将来的に配属されることが多い。

数は少ないが、文学や国際系もいる。


ちなみに勉強大好き人間が多い。私みたいに学歴ロンダのために行くのではなく、好奇心赴くままに一橋や早稲田のMBAで優秀な成績を収め、さらにそれでは物足りず、一橋や筑波で博士号を取る人もそれなりにいる。

運用部門に配属を望むのであれば(特にクオンツ)、こういう人たちがライバルになることを知っておいた方が良い。


具体的な会社は

もし興味があれば、以下のリンクをじっくり眺めてもらえれば、いいと思う。

投資運用会社要覧 | 日本投資顧問業協会

以上は日本において投資顧問業を行う会社の一覧だ。

 

ただ、ざっくりと資産規模、グローバル知名度などの観点から、日本における代表的なアセマネを挙げる。

各会社の内情、個人的な印象などについては、別記事にまとめることとし、ここでは列挙にとどめておく。

 

証券系

・野村アセットマネジメント (野村HD)

・大和アセットマネジメント (大和HD)

・岡三アセットマネジメント (岡三グループ)

 

銀行系

・アセットマネジメントOne (みずほと第一生命の子会社)

・三菱UFJ国際投信 (三菱信託の子会社)

・MU投資顧問 (こちらも三菱信託の子会社)

・三井住友DSアセットマネジメント (三井住友FGの子会社)

・日興アセットマネジメント (三井住友トラストHDの子会社)

・三井住友トラストアセットマネジメント (こちらも三井住友トラストHDの子会社)

 

 

生損保系

・ニッセイアセット (日本生命の子会社)

・東京海上アセットマネジメント (東京海上グループ)

・SOMPOアセットマネジメント (SOMPO HD子会社)

・明治安田アセットマネジメント (明治安田生命の子会社)

 

国内独立系

・レオスキャピタルワークス (SBIの子会社になったので、正確には独立系ではない)

・さわかみ投信

・鎌倉投信

 

外資系(キリがないので、ここでは非常に簡単にする)

・BlackRock (世界最大級の資産運用会社)

・vanguard

・PIMCO

・FIdelity

・GSアセット (ゴールドマンサックス系列)

・JPモルガンアセット (JPモルガン系列)

…(多すぎて手が疲れた)

 

ちなみに、信託銀行でも資産運用業はやっているのだが、現在、信託銀行で運用部門を持っているのは三菱UFJ信託くらい(三井住友信託もみずほ信託も系列の運用会社に機能移管した)ので、ここでは省略する。

 

おわりに

ざっくりした記事になったが、アセットマネジメントという業界の存在を知っていただければ、今回の目的は達成されたので、よしとする。

今後、仕事内容やキャリアパス、待遇、個々のアセマネの内情など、より詳細なアセマネの業界情報を順次更新していくことにする。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

日銀の審議委員と博士号

こんばんは。
今日の債券市場の注目は、日銀総裁の会見だろうと、昼のブログで呟いたが、その後、後場が始まって早々に、日銀に関する全く新しいニュースが入ってきた。

jp.reuters.com

専修大の野口旭教授が新しい日銀の審議委員として推薦されたようだ。
3月に退任する桜井審議委員の後任である。


桜井審議委員の名前を聞いて思い出すのが、博士課程云々の学歴詐称問題。同時期に話題になったショーンKのことも相まって、話題になった感じはある。博士論文の審査に通ってないのに博士課程修了と表記するのはは明らかな誇張だし、就活でやったら、内定取り消しもんだから、非難されるのはしょうがない。ただ、この問題で桜井審議委員の能力そのものが否定されるような世論になったのには疑問に思うところである。
(それよりも修士論文4枚と言うのが驚きなんだが。。表紙、アブスト、目次、レファレンス。。のみ。。なのか。。ほんぶん。本文はどこいった!!)


さて、そんな日銀を騒がせた博士号だが、現在、政策委員会メンバー9人の中に「博士号」を名乗れる人は1人としていない。審議委員の条件として、博士号の取得が必要条件とはなっていないから、制度的に問題はない。しかし、米国において日銀の審議委員に相当するFOMCのボードメンバーの経歴を見ると、経済学以外の博士号も含め、15人中13人が博士号取得者である。


さすが、さすが米国である。しかし、この差は何だ。。


しかたない、日本は博士後進国である。博士取得者に対するリスペクトが欠けている社会構造だし、博士号取得後の働き口は少ない。これじゃあ、誰も取りたがらないわけである。


ただこれは明らかな損失である。特に、中銀のようなアカデミックと実務を行き来するような業務においては、知識はあるだけプラスである。
どうせ審議委員は企画局の上げてくる政策検討するだけでしょ、と仰るかもしれないが、審議委員には下にスタッフがつくわけで、彼らは「超」がつくほど優秀である。日銀にプロパーで入ったスタッフ達はその半数以上が欧米のトップスクールで修士号、人数は多くないが、取れるものなら博士号まで取るのである(博士はオックスフォード大で取る人が多い印象)。そんな彼らが持ってくる政策や経済学の話を理解するためには、そら相当な頭脳と前提知識が必要である。仕事上、彼らと交流することが稀にあるのだが、まあ漏れなくスマートでクレバーな人たちである。
そうした点を踏まえると、スタッフの努力を無駄にしないためにも、彼らと円滑で十分なコミュニケーションの取れる人材が必要である。


もう一つ、特に総裁クラスに博士号を持つ著名な経済学者を採用するメリットがあるとすれば、それは日銀の信頼性向上に寄与する可能性があることだろう。


日銀のせいかは置いておいて、日本のインフレ率が目標の2%に到達すると考えている人なんてごくわずかだろうし、日銀が何やっても無駄と思われている節は大いにあるだろう。
こうした日銀の信頼が低下した状況においては、総裁を含めた審議委員に有能な経済学者を持ってくることはかなりインパクトが出てくると思うのである。例えば、林文夫や伊藤隆敏、清滝信宏などなど、私ごときが思いつくだけでも5、6人は出てくる(知名度は落ちるが、FRBから東大経済学研究科に移籍した仲田教授は実務、アカデミックともに経験豊富で適任者だと思う)。
こうした人たちは、日本はもとより、世界に通用する人たちなので、彼らが発言すると皆があの人が言ったことだから、となる。頭ごなしに信用するのは良くないけど、そんじょそこらの、まともな論文も書かず政権に媚び売る本しか書いていないような教授やエコノミストが審議委員になるよりは、随分マシである。


おそらく、桜井審議委員にしても今回の野口教授にしても、過去の共著などを見ると、浜田宏一氏の流れを汲み、その繋がりで選ばれたんじゃないかと思われる。


もちろん全てを博士号の学者に置き換えればいいという話ではない。FOMCのボードメンバーも大学教授という人たちだけでなく、地区連銀のスタッフ上がりという現場経験がある人も多い。金融政策という、実体経済に与える政策を考える以上、実務経験がある人の存在は欠かせない。これは、大学院に行っていた時に、アカデミック一筋の教授と会話していて感じた部分でもある。実体経済に対する知識は、そこに身を投じている人の方が明らかに上だ。そのため、バランスは大事である、ということは言っておきたい。


それを踏まえた上で、そろそろ、マトモな金融政策するためにも、お友達による選択より、本当に優秀な人材を選ぶことが大事なんじゃないかと思いますよ、ねえ


2023年に任期が切れる黒田総裁の後任が今から待ち遠しいよ!


では、また


p.s.
①米国の修士課程と博士課程は全く別の課程だろと突っ込まれそうだけど、まあそれは承知の上なのでご勘弁を

②審議委員には専属スタッフがつくと書きましたが、政策決定会合で反対票を投じると、スタッフが手伝ってくれなくなるそう。かわいそうw

さらばトランプ、こんにちはバイデン

さて、バイデンが大統領に就任した初日の前場が終了。

 

日経平均は204.2円高の28727.5円で前場引け。

金利は今週までの流れとは逆行して、全て年限で金利低下。ブルフラットと思いきや、意外と短期も沈んでやがるw

 

今日は市場ネタとしては、2つある雰囲気。

一つは、バイデン就任のご祝儀相場。もう一つは日銀の政策決定会合(債券村の人達は後者しか見てないだろうが)

 

①米国大統領就任

バイデン大統領、就任おめでとう。

就任演説で何かボケてくれるかなと思ったけど、内容も普通、ボケもなし、至って平凡な就任演説に私はガッカリダヨ!(ちなみに、就任演説で出てきた最頻出ワード、1〜3位は“America”,  "Nation", "Democracy"のよう。Chinaも出てこなかったような)

 

まあそんな感じだけど、株式市場はグローバルで上昇。私が見てる限り、昨日下落したのはブラジルボベスパとメキシコボルサくらい。中南米なんかあったかいな。

 

バイデンでマーケットがどうなるかは知らないが(別の機会に書くかも)、財務長官候補のイエレン氏はドル高目指すみたいだし、コロナや米金利低下で足元大幅にドル建て債務増やしてた新興国はこっからキツくなるかもね。あと1年くらいは買えそうだけど、米国経済が予想より良くて利上げが前倒しなんてことになろうものなら、早めにポジション落としたい。

 

あとは、トランプの弾劾裁判も続くはず。もう大統領じゃないとはいえ、弾劾が可決されれば、政界に戻ることは不可能。共和党の造反がどこまで増えるかが焦点だろうが、マコネルもこんな事言っているし、個人的にはあわよくば可決されるんじゃないかと思ってる。マーケットインパクトは皆無だろうけどね

 

jp.reuters.com

 

と考えると、4年後共和党候補として出てくるのは、トランプではなく、副大統領だったマイク・ペンスだろう。彼は共和党内部からの支持はそれなりにある。年齢も意外と若い61歳。思えば、4年前にトランプが当選した時、さっさとトランプを弾劾して、ペンスが大統領になればアメリカは平和だ!、と言っていた人もいた。

バイデンは年齢的に再選は無理だろうから、無難にこなせればカマラハリスが民主党の大統領候補の筆頭になるんだろうが、それはこれから2年間の政策にかかってると見ている(4年ではない。中間選挙を迎える2年後までに成果を出さないと、上院を共和党に取られて何もできなくなる)

 

何にせよとりあえず、株高期待。債券にボラをくれ。よろしく頼んだ、Joe Biden!

 

②日銀政策決定会合

債券村にとっては、これが大事。正確には決定の中身ではなく、クロトンの記者会見。

なぜなら足元の債券市場はこのネタで持ちきりだから。

 

 

www.jiji.com

 

要は、ETFの見直しだけでなく、債券購入にも踏み込みますよーって感じ。債券村はこのニュースでオペの減額が相当意識されて、超長期主導(特に年末まで強かった20年近辺)で金利上昇やってる。でも、オペの減額や金利上昇容認が金融緩和後退と取られかねないのも事実。この記事も、日銀当局が時事にだけリークしてあえて書かせて、市場の反応を見ただけかもしれない。

だから、今日の総裁会見でこの辺りに関する質問or総裁発言が出てくることに債券村人たちは期待しているわけで。

個人的には、何もないと思うけどな。

少なくとももう少し金利上昇したら、米国の財政とかガースーさんの支持率低下で財政バラマキの話が出てくるまでは、ロング回転できると思ってる。

 

総裁会見は15時半から、乞うご期待!

 

後場に戻りますか、ではまた。

 

p.s.

Bloombergによれば、雨宮副総裁が近親者がPCR検査を受けたため、政策決定会合を欠席したらしい。。

このご時世、リモートで参加できないなんて、日銀はどれだけ遅れているのか。

セキュリティの問題があるのはわかるけどねえ、それでもって感じよ、日銀さん

 

 

 

自己紹介

みなさん、初めまして!

某アセットマネジメントで債券ファンドマネージャーをやってます眠りの堕天使です。

どうぞよろしくお願いします。

 

本日、初回投稿ということでまずは自己紹介をしたいと思います。

 

わたくしめの経歴を簡単に述べますと

神奈川県と揶揄される東京都の端っこで育ち、1浪の末、何とか合格した都内大学の経済学部を最低単位で卒業しました。そんな典型的なダメ大学生にも関わらず、就活は高学歴がゴ◯ブリの如く集まる金融業界の市場業務関連部門に絞りました。そのなかで、運よく選考の早かった国内のアセマネに採用していただきました。

その後、ずっと運用部門で債券投資とか雑務(メイン)とかをやっていましたら、就職してから10年が目の前に。。

人生早いものです。

ちなみに、就職してから、学歴ロンダ(笑)と興味本位で金融系の国内MBAに通ったりもしました。

ありゃきちかったなあああ

 

趣味は

競馬(土日の3時から予定入ると発狂するレベル)

FPSCoDを1日3時間必須)

音ゲー弐寺、指)

EDM(フェス通い)

です。

 

在宅勤務中心の世界になり、債券市場の流動性が低下する中で弄ぶ時間が増えたので、米国大統領が新しくなる良き日に、人生初のブログ開設を決意したわけでございます。

きっかけはあってないようなものですが、あえていうなら、最近イン◯タとかでよく見る、就活や金融系の情報の粗さが目につき、なんか勝手に燃え上がったのであります(ええ、ただの馬鹿野郎です)

 

当ブログでは、青二才ながらこれまでの経験をもとに、

 

・金融経済市場動向

→本業であるマクロ経済や金利動向に関する機関投資家、ブローカーで話題になっていること(インサイダーにならないレベルでw)

 

・アセマネ業界動向と就活

→実際に勤めると、色々わかることが多いです(イソターソが就職に関係ないとかんな訳あるかい)

→アセマネって人が少なく、情報が出回りにくいのでその辺りをカバーできるように(少なくとも合併消滅した会社が依然掲載されている就職偏差値より役に立てるよう)

 

・社会人大学院のあれこれ

→経験したこと、そもそも価値はあるんかいなど。経済学や統計のアカデミックな話題にも触れようかなと

 

・たまーに趣味関連

 

を気まぐれで更新する予定です。

 

よく巷で人気のある、『FXや株式のテクニカル分析や投資法』とか『投信の人気ランキング』などは書くつもりないです。テクニカル分析なんかは仕事でも使いますが、FXで儲かる方法は一つだと思っているので。そもそもやらないですが。

 

個人の趣味を書き散らす感じになるとは思いますが、お時間許す方はお付き合いいただけると幸いです。

 

お読みいただきありがとうございました。